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神に捨てられ、機転に救われる

以前の記事でも書いたように、このブログは自称盆栽ブログですが、実態は、ためになること皆無のノーテンキブログです。シリアスな話題は何も取り上げていません。これは私自身がノーテンキな人間であることに由来しています。しかし、好むと好まざるとに関わらず、リアルな世の中では、すべてをノーテンキで通すわけにもいきません。私たちには否応もなくリアルでシリアスな問題が押し寄せてきます。例えば、先日親戚からもらった「岩海苔問題」です。
私の住む地ではこの季節、波しぶきで体が濡れたり、最悪の場合(150万分の1位の確率ですが)波にさらわれる危険性を厭いさえしなければ、波をかいくぐりながら消波ブロックの上で天然の岩海苔を採取することができます。「五十歩百歩」の記事を読めばわかるように、残念ながら、私は「波をかいくぐる意気地」など持ち合わせていません。「岩海苔は食べたし採るは怖し」です。こういう時はどうするか?私の場合は、ツバメの雛たちがそうするように、口を開けて親ツバメを待ちます。そうしたら、先日いいタイミングでいとこ(女です)から「岩のり要る?」の電話がありました。早速貰いに行ったのは良いのですが、彼女が私に差し出したのは「生の岩海苔」です。私はてっきり干した板海苔をいただけるものだと思っていたので「あれ、干してないの?」と訊いたら「甘えるな」の回答です。「えっ甘えすぎ?」
「そう、甘えすぎ」
さて、家に帰った私は生海苔の加工に着手しました。まず、砂が無くなるまで何遍も水洗いします。きれいになったら海苔を細かくなるまで何遍も切り刻みます。細かければ細かいほど仕上がりがきれいになります。水に浮かべた刻んだ海苔をあらかじめきれいに洗っておいた網戸の網にオタマを使って少しづつ少しづつ振りかけていきます。全面にむらなく均一に海苔を敷き詰めて乾燥させれば出来上がりです。お手製の板海苔は穴だらけで見た目は悪いのですが、 磯の香りが芳しく、ちょっとあぶって、酒のアテにしたり、おにぎりに巻いたり、味噌汁に溶いて楽しみます。ところがこの時季ですから、海苔はなかなか乾燥しません。「海苔は一日にしてならず」です。それを見ていた母が「海苔は一日でホシ上げないと風味も落ちるし、変質する」と、余計なひとことを私に言うもんだから、しょうがないので、網戸を暖房の効いている居間に移動して乾燥の仕上げをすることにしました。ところが、ギッチョン、あろうことか私は海苔を移動する途中で網戸を落としてしまい、せっかく丁寧に(ume基準)仕上げた半生海苔をコンクリートの上にぶちまけてしまいました。板海苔としては修復不能な状態です。そんな時の私の悪い癖で、自分ののドジを呪うよりも先に神を呪ってしまいましたが、呪いだけでは事態は好転しません。
しかし、「機転」がこの閉塞状況を救ってくれました。私は神に捨てられて機転に救われたのです。
「そうだ!江戸むらさきだ」せっかく頂いた岩のりを無駄にするわけにはいかないので、絵は下手だけれど機転のきく私は、修復不能の半生板海苔モドキ」を江戸むらさき、つまり佃煮にすることを思いついたのです。コンクリートに落ちた岩海苔を集めてきれいに洗い直して、ネットで入手した「美味しい海苔の佃煮の作り方」を見ながら
コトコト煮詰めること3時間。出来上がった「江戸むらさき」です。あまり美味しそうに見えないけれど↓美味しくいただきました。神と機転に感謝です。       のり
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この記事、おもしろいです

コメントのタイトルは本心ですm(_ _)m
海苔の作り方なんてまったく知りませんでしたが、なるほど、そうやって作るのかと思いながら読ませていただきました。
えどむらさきがそんな風に作られることも知りませんでしたので、勉強になりました。
寒い中での作業は大変だったことと思いますが、それだけにおいしくいただけたことと想像します。
味付けは途中で調味料を加えるのか、それとも無味のものに、食べる時に好みで味付けするのかどちらなのだろうと思いました。
なお、このコメントには一切の冗談もシャレも含んでいません。
字面どおりに受け取っていただこうと、丁寧に言葉を選びました。
ー追伸ー
別のブログに「みみずすましさんからのコメントは貴ブログ内の記事として書いてくださることを希望いたします」とありますが、この要望がこちらのブログにも適用されるのかどうかわからないのでコメントさせていただきました。
不都合であればその旨申していただければ対処いたします。

No title

青森の艫作に泊った時に旅館の女将が採ってきた岩ノリの生を石油ストーブの上にアルミを置いて焼きながら食べました。
あのうまさは忘れられません。
あれも、そうするまでにウメさんのような辛酸をなめた挙句の労作だったのでしょうか。

No title

たとえ波にさらわれる危険が100%無かったとしても、冬の日本海に浸かるなんて、考えただけで足が悴んでしまいます。
食べ物は採ってくれた人がいるから食べられるんですね。
海苔のお味噌汁、大好きです。

それから、首ひねりお祖母さまの話、勝手ながらこちらのブログで使わせて戴きました。

No title

みみずすましさん、さしずめ「ぬか漬け」「沢庵〕「江戸むらさき」が私の料理三部作でしょうか。明日にも「タコブネ」に乗ってそちらにおじゃまします。

>石油ストーブの上にアルミを置いて焼きながら食べました。

佐平次さん、これやってみたいです。もう一回口を開けて待ってみます。

>食べ物は採ってくれた人がいるから食べられるんですね。

絶好のロケーションにいながら、同じことを考えます。
さよ子さん(いとこ)に「今度一緒に行こう」と誘われていますが、誘われた日に「腹痛」を起こしそうな気がしています。

No title

越後むらさきの間違いじゃね~のけ?

越後むらさきの間違いじゃね~のけ?

高麗山さん、これで「越後沢庵」に継ぐ越後の名産品が一つ増えました。

No title

私だって時には米を食べます。そんなときは卵かけあるいは山芋かけです。
そして,「江戸むらさき」を薄く塗ります。
だから,「越後むらさき」,奈良に送ってくれぃ。口をあけて待っていますから。

,「越後むらさき」,奈良に送ってくれぃ。

がきさん、この間のクイズ(私は誰でしょう)で、みつきさんから「当たったのに、賞品がない」の苦情を受けました。これは次回クイズの賞品としてストックしておきます。クイズが当たったらネ。

No title

あそこでumeさんが網戸を落とさなかったら、この江戸むらさきは
陽の目を見なかった訳で、災い転じて福と成す、転んでも只起きない、いずれにして自家製「江戸むらさき」は上手そうに仕上がっていますね。

>災い転じて福と成す

やまぼうしさん、どの「海苔の佃煮」レシピを見ても「20枚くらいの板海苔を手でちぎり、、、」で始まるレシピばかりでした。「せっかくの板海苔もったいないなあ」と思いながら「越後むらさき」を作りました。
プロフィール

ume

Author:ume
新潟県上越市に住んでいます。午前中は農夫、午後からは勤め人。ときどき2,5号素焼き鉢のミニ盆栽もどきと戯れることもあり。

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