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私は誰だったのでしょうか

前記[五十歩百歩」記事中で登場人物のうちの「どれが私でしょうか」と問いかけたら、賞品も無いのに何人かの方が予想をたてて下さった。種明かしをするので、私と一緒にみなさんも推理してみましょう。消去法で推理してみます。
この物語には登場人物が8人います。その筋ふうの三人組(タコ入道、目つき鋭い背高のっぽ、クリカラモン)
この三人組と一線交えた酔人、酔人の仲間三人組(電男、遠巻き男、すぐそば男)そして、事件を収めたオトーさん、50男の8人です。この物語が探偵小説なら「実は私、タコ入道でした」がもっともインパクトがあってオモシロイのでしょうが、作り話ならともかく実話は小説ほど面白くありません。だいいち私はその筋のものではありません。
と言うことで、まずはその筋三人組を消去しましょう。これで、残りは5人です。高麗山さんは「机と飛行機以外はなんでも
飲め、食え」とおっしゃいますが、5代目で交雑があったものの、私は50を過ぎてからの特訓で、ヒヤならなんとか舐める程度には飲めるようになった由緒正しき下戸の血統の4代目ですから(由緒正しき血統の4代目ではありません。念のため。)とても酔い男のように勇ましく酔うことができません。この男も消去します。残りは4人です。
探偵小説好きの人ならちょっとここで立ち止まって考えてください。タイトルは「五十歩百歩です。セオリーに従えば犯人は私はこの物語のテーマ(タイトルがそのまんま)と関わりのある人物でなければなりません。ということは、犯人は私は「すぐそば男、遠巻き男、電男」の三人のうちの誰かでなければなりましせん。残念なことに、がきさんの推理した人物で、この物語で唯一、高倉健が演じることの出来る人物「50男」は消去しなければなりません。

この物語は創作ではなく実話です。50男になりすまして、「umeって男だねー」と云われたい気持ちもありましたが、ウソをつくわけにはいきませんし。
さて、先を急ぎます。犯人は私は三人のうちの一体誰なんでしょう
行間を読みきったみつきさんの言葉を引きます。
>「徳光説」を支持するところを見ると、いちばん間近で戦況を眺めていたのではないのでしょうか。
そうです。みつきさんご推察のとおりです。私はすぐそば男でした。
物語の中でも言っているように、知らん顔さえしていれば事件に関わらずにすみ「でもいざとなったら両者の間に割って入ること出来る位置」を私はベストポジションだと考えました。意気地なしの私がギリギリ踏みとどまることのできる位置がこの場所だったのです。
実を言うと、「五十歩の差は多いか少ないか」のテーマはこの時すでに誰かの本を読んで研究(!)済みの事だったのです。そして、この本の中で、「誰かさん」は「あまり無理するな。やれる範囲で頑張れば良い。問題は程度なんだ」と「徳光説」を支持していました。そんなわけで「程度の問題だね」は以後の私の常套句になりました。
みつきさん、賞品はありませんがご明察です。おめでとうございます。
がきさん、期待に添えずすいませんでした。付録でがきさんが参考に上げた記事「亀からの脱出」を「続きを読む」にアップしておきます。 



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「亀からの脱出」

50がらみの男が幹線から外れた田んぼの中の一本道を仕事に向かうために軽トラックで通りがかった。昨夜来の雪で道路はツルツルに踏み固められ、風が強かったために、あちこちに吹きだまりがある。前方に、1台の乗用車がその吹きだまりに突っ込み、もがいている。亀になった註1
ようだ。50男も以前同じ体験をしている。その時は通りがかった4輪駆動車がロープで引っ張ってくれた。50男はもがいている乗用車の後ろに軽トラを止めた。ダウンジャケットを着た30そこそこと思われる男が車から降りてきた。
「どうした?」50男が尋ねた。「亀になってしまった。」50男は乗用車の下をのぞき込んでみた。車の下に大量の雪を抱えている。船なら暗礁に乗り上げたのと同じ事だ。若い男はさかんにエンジンを吹かし脱出を試みるが暗礁に乗り上げた車は、タイヤが高速で空回りするだけで一向に動く様子がない。

「だめだなこれは、ロープはあるかい?」若い男はかぶりを振った。「スコップは?」やっぱり男は首を横に振る。50男は軽トラからスコップを降ろし、腹ばいになりながら乗用車の腹の下からがちがちに固まった雪を掻き出し始めた。なかなか作業がはかどらない。若い男は黙ってダウンジャケットの襟を立てながらその様子を眺めている。50男は手袋をしていない。若い頃むちゃをして軽い凍傷にかかって以来、指先が血行不良になっていた。汗をかくほど身体は温かいが、寒さで指先の感覚がだんだんだ無くなってきた。若い男は車の中から缶コーヒーをとりだし飲み始めた。何度も時計を見る。小さな声で「時間がないな」と言った。50男は「トラックにもう一つスコップがあるよ」と言いかけたがやめた。
50男は「にいちゃん、俺も時間がないから・・・」次のことばを発するまでわざと間をおく。若い男に不安気な表情が漂う。「俺も時間が無いから、行くわ」
「エッ!」と一言発したまま若い男は固まってしまった。若い男に一瞥をくれた凍傷男はニコッと笑って言った。「にいちゃん、心配するなよ!春になれば・・ 雪が融けて・・亀から脱出できるぜ。春はもうじきだ。もう少しそこにつったっていればいいさ」 


註1 雪国では上記のような様を亀に擬えて 亀になると言う。
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No title

1 「納涼会といえばビール→しかしumeさんは飲めない→したがつて冷静であった」
2 説得の口調が「亀になった」と似ている

この推論に自信があったんだけどなあ,外れて残念。「相棒」を毎週見て,鍛えたと思っていましたが,まだまだ修行が足りません。
やはり,私は裁判員を拒否することが正しいようです。

残念でした

なかなか良い腺いっていたんですが、もう少し行間を読む訓練をしましょう。

賞品出ないんですか

酔い男さん、その筋の人たちから暴力は振るわれなかったのですね。
私も何か体験談お話ししようかとも思いましたが、シャレになんないのばっかしなので止めときます。

No title

久子さんのところからきました
おいしい餃子何処なの?
新潟上越高田なのですね
雪は凄いことでしょうね
思わず読んじゃいました
面白かったです
御誕生日おめでとうございました

Re: No title

> 久子さんのところからきました
ようこそ、いらっしゃいませ。久子さんのところではよくおみかけしておりました。のちほどゆっくりお邪魔いたします。よろしくお願い致します。
> おいしい餃子何処なの?
私は直江津ですが、この餃子屋「おばこ」は高田です。この餃子屋のメニューには餃子しかないので、「ごはんくらい置いてよ」と頼んだら、「売れ残るのが嫌なんだ」と言うから「餃子は残ることないの?」と訊いたら「ない、残ったら自分で食う」でした。ちなみに「あら川」のメニューにはラーメンしかありません。
チャーシューメンすらありません。理由は「おばこ」と同じです。
> 新潟上越高田なのですね
雪は凄いことでしょうね
町が雪にすっぽり埋まり「この下に高田あり」とい割れていた頃に比べると、ずいぶん少雪になりました。降雪量を見れば、温暖化がはっきりと分かります。ちかごろはたいしたことないです。
> 思わず読んじゃいました
> 面白かったです
> 御誕生日おめでとうございました
ありがとうございます。

Re: 賞品出ないんですか

>賞品出ないんですか。
スイマセン 。誰も当たらないと思って、賞品用意するのを忘れてしまいました。酔い男さん、その筋の人たちから暴力は振るわれなかったのですね。
ちょっとビミョウなところで、出動べきかどうか迷うような事態にはなったのですが、もたもたしているうちに高倉健が登場しました。ホント、カッコ悪いっす。

> 私も何か体験談お話ししようかとも思いましたが、シャレになんないのばっかしなので止めときます。
お話いただけないんなら、想像しておきます。なんとなく想像出来そうです。
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ume

Author:ume
新潟県上越市に住んでいます。午前中は農夫、午後からは勤め人。ときどき2,5号素焼き鉢のミニ盆栽もどきと戯れることもあり。

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