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「雪」

タイトルが前回の記事と似ていますが、よく見てください。ちょっと違いますよ。ということで、今日のテーマは「よく見るとちょっと違う」です。kareki.jpg

雪やこんこ あられやこんこ
降っては降っては ずんずん積もる
山も野原も わたぼうしかぶり
枯木残らず 花が咲く

雪やこんこ あられやこんこ
降っても降っても まだ降りやまぬ
犬は喜び 庭かけまわり
猫はこたつで丸くなる

言わずと知れた文部省唱歌「雪」の歌詞です。冒頭の歌詞「雪はこんこ」を「雪はこんこん」と歌っている人はいませんか?

間違いなので即刻改めましょう。(まず私が改めなければなりませんが)
「こんこ」はいわゆる擬音ではなく「ここへ来い」=「降れ」という意味だと今日初めて知りました。小さいころから「こんこん」は「あられ」はともかく「ゆき」にはそぐわない擬音だと思い続けていた私ですが、特にこれといった調査もせずに疑問を引出しに入れたままにしておきました。しかし、今日半世紀ぶりに引出しをあけて「雪やこんこん」をググってみたところ、こんこん(ウソ)こんこ(ホント)が判明しました。作者の意図がどこにあったかわかりませんが紛らわしい歌詞を作ったもんです。後世の人間が「雪はこんこん」と間違って歌うであろうことは容易に予想できたはずです。作者はあんまり性格の良くない人間なんでしょうか。



文部省唱歌には作詞、作曲家名が不詳のものが多いようですがそれには理由がありました。「文部省は作詞者・作曲者に高額な報酬を払い、名は一切出さずまた作者本人も口外しないという契約を交わした。「国」が作った歌であるということを強調したかったのだとも言われる[1]。そもそも合議制で編纂されたため、個人の著作物とするのは無理がある。」なんだそうです。詳しくはコチラ「雪」も作者は不詳です。曲に関しては、私の出る幕がありませんが、紛らわしい詞を作った性格の良くない作者にいちゃもんをつけてみたくなりました。疑問点を検証してみます。
「ゆきはこんこあられはこんこ」は前述の通り「雪よここへ来い、あられよここへ来い」=「雪よ降れ、あられよ降れ」という意味ですが、体験的に言ってこれは変です。気象学的にいえばどうなのか私には分かりませんが、普通あられは雨から雪に変わる時の前触れで降ることが多く、かなり激しい降り方をすることもありますが、降る時間は短く、せいぜい辺りが「白くなる」という程度の積もり方で、「ずんずん積もる」というような積り方はしません。また、雪とあられがタッグを組んでお互い協力しながら「降り積もる」こともありません。

「山も野原もわたぼうしかぶり 枯れ木残らず花が咲く。」

 

この件(くだり)には盆栽愛好家として、とても気になることがあります。この時季の樹木は常緑樹を除くほとんどの木は葉をふるい落として幹と枝だけの姿、盆栽で言うところの寒樹になっているはずで、見た目の上では枯れ木も寒樹も見分けがつきません。はたして作者は枯れ木と寒樹の見分けついたのでしょうか。「そこまでこだわるやつもおるまい」と後世の人間の洞察力に高をくくったようです。このことは寛大な心で許すとしても、枯れ木に雪がまとわりつく様を「花が咲く」はいくらなんでも強引すぎるのではないでしょうか。私の観察では、雪はキリタンポが串にまきつくような格好で枝にまとわりついています。むしろ常緑樹の松や杉の葉っぱに降り積もった雪が「花」に見えないこともないですが、あくまで作者は「枯れ木残らず花が咲く」と言い張っています。これはやはり「枯れ木残らずキリタンポ」が正しいのではないでしょうか。と、ここまでは昨日書きあげたものです。ところが、今朝起きてみたら、なんということでしょう、窓の外を見たら昨晩の雪で例のムクゲに(雪の)花が咲いていました。けっこうきれいなもんです。「どう見たって花には見えない、キリタンポだ」の主張を取り下げなければならないようです。けど、もちろんこのムクゲは枯れ木なんかじゃありません。

 





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新潟県上越市に住んでいます。午前中は農夫、午後からは勤め人。ときどき2,5号素焼き鉢のミニ盆栽もどきと戯れることもあり。

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